macOSでウマ娘がやりたかった。
やはりどんなデバイスでもゲームは楽しみたいものです。 自分はたまにウマ娘で遊ぶのですが、PCが非力だったのでスマホで遊んでいました。 ですが今回高性能なApple Siliconを搭載したMacBook Airを購入したので、Macで遊べたらいいなぁと思いました。 そもそもMacに対応してなかった これは衝撃的でした。まさかMacに対応していないなんて・・・! ゲームエンジンはUnityらしいのでビルド楽なんじゃないか?と思ったんですけど、何かの理由でうまくいかないんだと思います。 ならば別な方法で!と、いろいろ探してみることにしました。 試したこと App Storeで探す Apple Siliconを搭載したMacは、iOS/iPadOS用のアプリが動きます。 これでいけるのでは?と思い、App Storeを検索。 ありませんでした。 互換性が取れないんでしょうね… Androidエミュレータで遊ぶ ならば次はAndroidエミュレータです。 Apple SiliconのCPUアーキテクチャはARMで、ちょうどスマホで使われているのと同じなので、エミュレータといえども高速に動作できます。 これならばできるかもしれないと思い、早速試すことに。 今回はGoogleが用意しているエミュレータを使うので、Android Studio公式サイトから下ろしてインストールして、起動します。 ようこそ画面が表示されるので、下の方にある「More Actions」から「Virtual Device Manager」をクリックします。 そうすると、最初から仮想マシンが用意されているのが分かりますが、これは現在開発中のAndroid 13ベースのものなので一旦消します。(▼をクリックして「Delete」) 改めて作り直します。 「Create device」をクリックして、ベースにしたい端末モデルを選びます。ここでは16:9の画面が欲しいので「Pixel 2」を選びました。 次にイメージの選択をします。「S」を選びます。これはAndroid 12を指します。「Sv2」はタブレット向けのAndroid 12Lなので注意してください。アーキテクチャも「x86_64」だと激重になるので、「arm64」のものを選んでください。 次に仮想マシンの設定をします。ゲームが動作するためには少なくとも4GBのメモリが必要なので、RAMのところは4096MB以上の値を入力します。Internal Storageは10GB以上を指定します。 設定し終わったら右下の「Finish」をクリックします。 しばらくするとデバイスのリストに現れます。ダブルクリックするか、「▶︎」をクリックして起動します。 さて、Playストアから・・・としたいのですが、arm64イメージにはPlayストアが入っていません。謎です。 ということでADBを使って無理やりインストールします。 元からAndroidスマホでプレイしていた場合は、Apk Extractorなどを使って抽出し、APKを用意します。 そして、brewでandroid-platform-toolsをインストールしてから、adb install [APKへのパス] を実行してインストールします。 アプリ一覧を開くと「ウマ娘」がインストールされていることが確認できました。早速起動してみます。 あれ?背景の動画が再生されない・・・? この後チュートリアルなどを進めて様子を見ていきましたが、3Dモデルの表示にはごくまれに乱れが生じるものの、クラッシュなどは発生しませんでした。 ライブも大画面で見れます。 ライブ再生時CPU使用率は110%、GPU使用率は45%〜50%に留まりました。チップの温度は50度〜65度でした。 もともとスマートフォン版ウマ娘はスマホのプロセッサの性能を超えない範囲内で動作できるよう、さまざまなチューニングが施されているのでApple Siliconでも動くと思われます。 免責事項 実機ではなくてエミュレータで動かしているので、当然ながら開発元が把握しないバグが発生するかもしれません。(してました) 自己責任でお楽しみください!